個人事業主から会社員へ。新規事業で、マイナスをプラスに

個人事業主から会社員へ。新規事業で、マイナスをプラスに

こんにちは。株式会社セグメントの広報担当です。RPAホールディングス株式会社のグループ会社であるセグメントは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を使ったオンラインの広告代理店事業「PRESCO」を展開し、広告業界の新しいスタンダードを目指すだけでなく、新規事業の創出にも力を入れている会社です。今回は、セグメントで新規事業開発を担当している、高橋飛鳥さんのインタビューをお届けします。

高橋さんは入社2年目の24歳。大学時代から個人事業主として、企業のWeb開発案件などに携わってきました。大学卒業時には企業での就職が内定していたものの、やりたいことを実現させるために大学卒業後も個人事業主としての活動を続け、2020年7月に社員としてセグメントにジョインしました。現在は複数の新規事業を並行して開発しているほか、社内の業務効率化やシステム開発・設計など、幅広い業務を担当しています。

今回のインタビューでは、そんな高橋さんがプログラミングを始めたきっかけやセグメントにジョインした理由、現在取り組んでいるプロジェクトについてお聞きしました。

 

独学でプログラミングを始めて個人事業主に!きっかけはなんとTwitter!?

‐大学ではどんなことをしていましたか?

僕は母と祖父が学校の先生をしていた影響で、子供の頃から先生になりたいと思っていました。高校の時に憧れていた先生が僕の所属していたサッカー部の顧問で、その方が体育の先生だったことから、体育の教員免許を取ろうと考えて神奈川大学人間科学部に入学しました。大学時代は水泳の100メートルメドレーで単位を取得するなど、今とはかけ離れた生活を送っていましたね。

しかし、大学入学を機に関東に出てきて多様な価値観に触れる中で、世の中には体育の先生のほかにも面白い仕事があると思うようになりました。それが大学2年か3年の時ですね。この頃からTwitter経由でいろいろな人と会うようになり、ある時ヤフーでエンジニアをされている方と話す機会があったのですが、お話が非常に面白くて。その方が「世間で広く使われるサービスを作る達成感は、何ごとにも代えがたい」と話されていたことがきっかけで、独学でプログラミングを学び始めました。

‐そこからどうやって仕事に結びつけたのですか?

「世間で広く使われるようなサービスを作ってみたい」との思いからプログラミングの学習を始めたものの、だんだんと自分のしていることが仕事として成り立つのか疑問になり、「実際に仕事を請けて実力を試してみよう」と思いました。そこでTwitterでつながった経営者の方たちにDMを送り、「プログラミングの学習をしていて、こんなものが作れるのですが、作らせてもらえませんか」と呼びかけ、それがきっかけで企業のWeb開発案件を請け負うことができました。

今考えてみると随分と思い切ったことをしたと思いますが(笑)、さまざまな人と出会って面白い経験ができたので、行動してみてよかったです。この時に知り合った別の経営者の方とは「開発周りの基礎を教えてくれるところってなかなかないですよね」という話をして盛り上がり、その方が実際にプログラミングスクールを経営することになって、営業やマーケティングの仕事を手伝ったりもしました。

Web開発では複数の案件に携わりましたが、特に印象に残っているのは不動産会社のWebサイト構築の案件です。サーバーサイドとフロントサイドの実装に1年半かかるような大がかりな案件で、クライアントが上場企業だったために関わっている企業の数が多く、意見の食い違いや仕様の変更が頻繁に起こりました。開発はなかなか思うように進みませんでしたが、チームで開発する経験ができ、勉強になりました。

 

コンプレックスを価値に変える。新規事業「Colue」で自由診療業界を再定義

‐セグメントにジョインしようと思ったきっかけについて教えてください。

セグメントにジョインしようと思ったきっかけは、個人事業主として、1人でサービスを作ることに限界を感じたことです。たとえば、サービスのアイデアはあったものの、知識や経験が不足していたことから、事業として形にすることがなかなかできませんでした。また、会社員の経験がないまま個人事業主として活動を続けるだけでは、自分のキャパシティーを狭めてしまうのではないかという危機感もありました。

そんな時にTwitterで知り合った方から就職エージェントを紹介され、その就職エージェントの社長に入社を勧められたのがセグメントです。選考を受けることになり、最終面接で「事業提案」という課題が出されました。この時に、以前から抽象度が高く形にするのが難しいと考えていた事業アイデアを提案したのですが、面接官のフィードバックが的を射ていて、ずっと解決できなかった疑問点がクリアになるのを感じました。この会社であれば念願だった事業を実現することが叶うのではないか。そう考えて、2020年7月にジョインすることを決めました。

‐セグメントではどんなことに取り組んでいますか?

現在、セグメントでは主に3つの新規事業開発プロジェクトを手がけています。その中でも最も注力しているのが、自由診療業界を再定義するサービス「Colue」です。これはコンプレックス産業における治療費の差額に着目したサービスで、サービス名「Colue」は「complex」と「value」を掛け合わせています。

AGA治療などのコンプレックス産業では、薬価の振り幅が大きいなどの課題がある一方で、特性として他人に相談することが難しいため、結果として情報の非対称性が生じています。そこでコンプレックス産業におけるクリニック選定を最適化するために、薬価の比較ができたり、実際にクリニックを利用したユーザーの投稿が見られるサービスを作りたいと考えました。コンプレックス産業の中でもAGAを選んだのは、市場規模が大きいからです。

現在はPoCの段階で、サイト全体のCVRと設定した価格でユーザーが意思決定するかを検証している状況です。現時点で設定しているKPIの数値を突破すれば、このままプロジェクトを続けることができます。もし突破できなければ別の形でプロットして続けるか、廃止するかを決める予定となっています。

‐プロジェクトの展望について教えてください。

自由診療業界を再定義するサービス「Colue」の展望は、コンプレックスを価値に変えるプラットフォームを作ることによって、「コンプレックスはマイナス」という従来の価値観を変えることです。コンプレックスがあるからこそ投稿ができ、投稿することでお金を稼げる、といったようにマイナスをプラスに変えることのできる人が増えてほしいです。また、「Colue」を展開することにより、自由診療業界にも変化が起こることを期待しています。もちろんビジネスである以上、売上を作ることは大切ですが、それだけを追求するのではなく、きちんとした価値を提供をした上で勝負する企業が増えてほしいと願っています。

あなたの事業アイデアを現実に!新規事業開発で世の中にインパクトを与えたい人を募集中

‐新規事業開発でやりがいを感じる点について教えてください。

新規事業開発はうまくいくことよりも、うまくいかないことの方が多いですが、壁を突破するためのアイデアが見つかると面白いですし、やりがいを感じます。新しいアイデアは社内の方たちはもちろん、RPAホールディングスのグループ会社の方たちと話している時に思いつくことが多いです。これは個人事業主として1人で仕事を進めている時には考えられなかったことで、非常にありがたいですね。セグメントは困った時に気軽に相談できる社風なので、本当に助かっています。

‐新規事業開発で課題と感じている点はありますか?

新規事業開発で課題を感じている点は、ユーザーの課題を正確に把握し、適切な形でプロダクトに落とし込むことです。これはサービスに価値を感じてもらう上で大切なことですが、簡単ではないと感じています。

あとは、業務の進め方ですね。複数の案件を並行して進めているので、時間の使い方を工夫しなければならないところが課題です。

‐セグメントでどんな人と一緒に働きたいですか?

僕としては、事業の立ち上げ経験がある方とぜひ一緒に働きたいです。自分とは違う角度から事業を見ることができる方に新規事業開発を協力していただけると、非常に心強いです。

それから、自分のやりたいことや意見があるだけではなく、周りの意見をきちんと聞いて受け止められる方が魅力的です。たとえ否定的なフィードバックを受けたとしても、自分が向上するためにそれを活かすことができれば、仕事を通じて一緒に成長していけるのではないかと思います。

開発に関していえば、高度な技術を持っている方はもちろん、プロダクトやサービスを作って世に出してみたい方、勉強する意欲のある方を歓迎しています。向上心のある方は、年齢に関係なく尊敬します。

‐セグメントやプロジェクトに興味を持った人へ、メッセージをお願いします。

セグメントは、やりたいことを実現したい方には、最適な環境だと思います。企業文化として、明確な目的があり、それに向かうためのアクションであれば、基本的に反対されることはありません。

また、古い体質の会社にありがちな不要な上下関係がなく、ミスをした時には進んで謝罪するなど、器の大きい方が多いと感じています。

セグメントは、目標に向かって努力することを周りのみんなが応援してくれます。個人では実現が難しい大規模なプロジェクトに関わることも可能です。世の中にインパクトを与えるような大きな仕事をしたい方と、ぜひ一緒に働きたいですね。

 

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