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マックスバリュ西日本がBizRobo!×AI-OCRの活用で年間4,000時間の余力創出を達成

2023.6.8

~導入から1年で100業務/104体のロボットを社内開発~

RPA ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 知道)の子会社で、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)/Digital Labor(仮想知的労働者)のベーステクノロジーを提供するRPAテクノロジーズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:大角 暢之、以下「RPAテクノロジーズ」)が提供する「BizRobo!」とAI-OCRツール「BizRobo! OCR with AI inside」を併用し、マックスバリュ西日本株式会社(所在地:広島県広島市、代表取締役社長:平尾 健一、以下「マックスバリュ西日本」)が導入後1年あまりで年4,000時間相当の余力創出という、大幅な業務効率化に成功したことをお知らせします。 

マックスバリュ西日本/BizRobo!導入事例記事:https://rpa-technologies.com/case/case082/

BizRobo!導入に至った経緯

中国・四国地方と兵庫県の計10県で、合計385店舗(2023年4月末時点)のスーパーマーケットを展開するマックスバリュ西日本は、本社スタッフのルーティン業務の効率化を通じた全社的な生産性向上計画を実行するため、「表計算ソフトのように従業員が誰でも使える省力化ツールが必要」との考えからRPAに着目し、具体的な製品の検討を始めました。 
選定にあたっては、社員各自がRPAを活用して業務効率化を実現する体制づくり、ツールが社内各所で運用できることを念頭に検討し、2020年12月にRPAテクノロジーズが提供するサーバ型ツール「BizRobo! Lite+」を導入しました。 

「BizRobo!」が選ばれた理由としては、 

  1. ロボットが人のパソコン操作を妨げず、複数ロボットの同時実行が1ライセンスで可能な機能・価格面 
  1. ツール操作の容易さ 
  1. BizRobo!パートナーの株式会社ヴィンクスによる手厚いサポート 

の3点が大きな理由となりました。 

100業務/104体のロボットが活躍、AI-OCRとの連携による自動化も達成

マックスバリュ西日本では現在、100業務で104体のロボットが稼働しています。このうち専用のスキャン端末を使用する、レジ待ち不要のセルフスキャンシステム「My-Pi スキャン」※1の利用実績集計では、当初は手集計していた「レジ単位で記録されるスキャン端末の利用実績を社内システムから取得、店舗・レジの種類別にExcelファイルに集約してメール添付で報告する」という一連の作業を、ほぼ全てロボットに代替しました。また毎月およそ5,000件発生する請求書のデータ入力業務では、BizRobo!とAI-OCRツール「BizRobo! OCR with AI inside」の連携により、作業の大半を自動実行に置き換え、スタッフの対応を“最終処理内容の確認のみ”にまで軽減しています。  
こうしたBizRobo!の活用によって、マックスバリュ西日本は月あたり約340時間、年間でおよそ4,000時間相当の人的リソース創出を達成しています。 

各店舗のレジ情報の取得・集計・報告業務

※1 報道発表資料(2021 年 4 月 20 日);https://www.maxvalu.co.jp/shared/pdf/news/2021_kamiki/news20210420_01.pdf

全社的なDXの加速により、現場負担の軽減とサービス改善を目指す

マックスバリュ西日本は今後、本社の全部署にロボット開発スキルの持ち主が所属している状態を目標に、2022年度は17人だった社内開発者を2023年度には39人まで増やし、同年度中に新たに80体のロボットを開発、さらに月間200時間を削減する方針としています。こうしたRPAの活用範囲拡大に向けて、2023年4月にライセンスを全社展開に最適な「BizRobo! Basic」へアップグレードしました。 
引き続き担当業務の効率化を自ら実装できる水準のデジタル活用力を組織内にくまなく浸透させ、全社的なDXを加速したいと考えています。 
直近ではRPAとAI-OCRの活用で「インボイス制度(2023年10月開始)」への対応に加えて、来店客が手書きで寄せる「ご意見うけたまわりカード」の共有を自動化することで、現場の業務負担を減らしながら顧客の声がより迅速・タイムリーに反映される仕組みの実装を目指しています。 

RPAテクノロジーズは人材不足などの課題を抱える小売業界※2において、BizRobo!を中心とした各種製品・サービス活用、デジタルツールとの連携等を提案し、課題解決および事業変革の実現(LX)※3を支援しています。引き続きユーザー各社が抱える問題に耳を傾け、ヴィンクス社をはじめとする業界に精通したパートナー企業とともに、業務プロセス改善や働き方改革の実現に寄与していく所存です。  

※2 小売業の人手不足の原因とその対処法とは?:https://rpa-technologies.com/insights/retail-hr-shortage/
※3 LXとは:https://rpa-technologies.com/insights/about-lx/

■「BizRobo!」について

「BizRobo!」は、ホワイトカラーの生産性を革新する、ソフトウェアロボットの導入・運用を支援するデジタルレイバープラットフォームです。「ロボット」と「IT」によって、ホワイトカラーをルーティンワークから解放し、企業を始め社会全体の生産性向上を図り、未来の働き方を変えていきます。

詳細につきましては製品ページ: https://rpa-technologies.com/products をご覧ください。

主要製品ラインナップ

・BizRobo! Basic   : https://rpa-technologies.com/bizrobobasic

・BizRobo! Lite     : https://rpa-technologies.com/lite

・BizRobo! mini   : https://rpa-technologies.com/bizrobomini

【会社概要】

■RPAテクノロジーズ株式会社 (https://rpa-technologies.com)

  • 本社所在地:東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー8F
  • 設立   :2013年7月
          クライアント企業の新規事業に対する投資及びコンサルティングサービスを手掛ける
          オープンアソシエイツ株式会社(現:RPAホールディングス株式会社、コード番号6572東証プライム)
          より、会社分割により100%子会社として設立
  • 代表者  :代表取締役 執行役員社長 大角 暢之
  • 資本金  :3,000万円
  • 事業内容 :RPA、AIを活用した情報処理サービス業 、コンサルタント業務
          BizRobo!を活用した新規事業開発・推進
  • 広島オフィス所在地:広島県広島市南区京橋町1-7 アスティ広島京橋ビルディング1F 

マックスバリュ西日本株式会社 (https://www.maxvalu.co.jp/)

  • 本社所在地:広島県広島市南区段原南1丁目3-52 
  • 設立   :1982年3月5日
  • 代表者  :代表取締役社長 平尾 健一
  • 事業内容 :食料品及び日用雑貨用品の小売販売

株式会社ヴィンクス (https://www.vinx.co.jp/) 

  • 本社所在地:大阪府大阪市北区堂島浜2-2-8 東洋紡ビル
  • 設立   :1991年2月20日
  • 代表者  :代表取締役 社長執行役員 今城 浩一
  • 資本金  :5億9,603万円
  • 事業内容 :流通・サービス業におけるシステム開発業務(ソリューション事業)および運用業務(アウトソーシング事業)、
          および流通・サービス業における経験、技術、ノウハウをのパッケージソフトウェア開発事業(プロダクト事業)等