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INTERVIEWインタビュー

創業当初に新卒として入社。20代でグループ会社社長に

 

石井 岳之

TAKAYUKI ISHII

株式会社セグメント 代表取締役社長

2005年RPAホールディングス前身のオープンアソシエイツ社立ち上げ時代に新卒入社。20代でグループ会社のセグメント社の代表取締役社長に就任し、今に至る。

Title.1優秀な人材に囲まれながら、常に自分の意見を持って仕事に取り組み続けることが成長において必要不可欠である。

石井さんは13年前に、この会社の前身であるオープンアソシエイツ社に新卒で入社したそうですね。入社経緯を教えてください。

実はこの会社との出会いは、全くもって偶然でした。この会社は当時社員10人程度で、今より露出も格段に少なかったのですが、偶然求人サイト上で求人を見つけました。

当時オープンアソシエイツ社はコンサルティング事業を中心に行っていたのですが、私は当時、まずは業界を絞らず業界横断的な働き方をしたいという軸を持っていたので、その軸にマッチしていたのが理由の一つです。また、当時の社員がいずれも経験豊富で優秀な方ばかりで、かつ人数が少なかったという事も理由としてあります。

社長や役員の方々はじめ、優秀な社員の方々と近い距離で仕事ができそうで、この会社に入れば自分を最大限に成長させることができると確信しました。

昔の事なので細かくは覚えていないですが、求人サイト上でのメッセージも本質をとらえた正しいことを言っていたことだけは覚えています。(笑)

石井さんは、株式会社セグメントの社長として普段どのような仕事をされていますか?

今の自分には、大きく分けると"上"と"下"の2つの役割があります。

上というのは、今の会社を来年、3年後、5年後と継続的に成長させるための役割です。会社として、何を新しく取り組んでいくべきか、という事の情報収集や企画を行っています。今と同じ事だけをやっていると、会社の成長もいずれストップしてしまうので、これはとても重要な活動です。

下というのは、トラブル対応や社内の悪循環の芽を摘むことです。一つの例としては、特定の社員間で、主に関係性の問題で、お互い言いたいことがあるが、言いづらく言えないという状態を解消する事です。この辺りのフォローは、私のような社内を横断的に見ている人がやらなければいけない仕事だと思います。

どんな些細なサインであっても問題が大きくなる前に気になった都度やっていきます。良くある、飲み会で悪口大会が行われるような環境ができてしまうと、どこにでもある普通の会社になってしまうと思います。

グループ会社の社長になるまで色々な事があったと思います。ご自身のキャリアの中で転機となった出来事はありますか?

はい。入社1年目の頃の出来事です。

当時私は、上司の大角(現RPAテクノロジーズ社代表取締役社長)と一緒に工場の生産性分析のプロジェクトを行っていました。大角がホワイトボードに「工場の生産性分析はこうじゃー」といってホワイトボードに文字を書きなぐった後に「石井、この内容を資料にまとめてこい!」と言われました。

翌日まとめたものを大角に見せると、「全然違う!」と怒られました。自分の中では、書いたものをそのまままとめて何が違うのかと感じましたが、その時大角に何も言い返せていない自分に気が付きました。

自分の中に意見があるのであれば、その大角の意見に対して「ここは○○の理由で合っていると思います」と言い返すことができたと思います。その時自分がやっていたことは、何も考えずに他の人が書いたことをただ映していただけなのだと気づきました。何も考えずに清書して、怒られて、「ダサいな。」「存在意義がないな」と強烈に反省しました。

その経験から、納得しないまま、ただ言われたことをやる事に全く意味はなく、仕事をする上では、自分の意見を持つことが必要不可欠であるということを痛感しました。

Title.2株式会社セグメントは、「第三の選択肢」

セグメントという会社の特徴を教えてください。

イメージしやすい例えとしてはセグメントに入ることは、「第三の選択肢」の様なものです。

一つは、組織に入って働くこと、もう一つは個人で独立すること、セグメントに入ることはこの中間の選択肢といえます。

個人で独立すると、全ての裁量権を得ますが、その分リスクを自分ですべて負わなければなりません。また、ナレッジも自分ひとりが持っているもので勝負しなければいけません。

一方、いわゆる普通の組織に入ると、一般的に与えられる裁量権が小さく自由な仕事はできません。

大きな裁量権や、会社であることによる個人が受けるリスクの少なさ、優秀なメンバーが沢山いることによる豊富なナレッジなど、言わば他2つの選択肢の「いいとこ取り」ができる場所だと思います。

社長として大事にしている会社の文化はありますか?

失敗を許容するということです。

セグメントは様々な新規事業の立ち上げを行う会社です。新規事業はすべてがうまくいくとは限らないため、失敗=悪という考え方を捨てる必要があります。

真面目にやって失敗した人ほど、謙虚にみんなの意見を聞くようになります。そういう人の方が、成功する確率は高いです。

Title.3世間一般で言われている軸ではなく、自分が持つ軸で働く会社を選んでほしい

どのような学生にRPAホールディングスに入社してほしいですか

3点あります。素直な人、考えることが好きな人、実行が好きな人です。どの点も事業を推進する上で不可欠な要素です。どんどんチャレンジすることが大事です。

新規事業もやりたいのなら、どんどんやってもらえばいいです。それが収益の見込めるものであれば積極的に応援します。逆に何の考えもなく、なんとなく業務に携わる人には向いていない会社だと思います。

キャリアについて学生へのアドバイスはありますか?

働く以上は、ビジネスのプロとして自分の時間とエネルギーをどう使うかを真剣に考えた方が良いと思います。

世間一般が定めている軸ではなく、自分が持っている軸で働く会社を選んでください。例えば、「大企業かベンチャー企業か」とか「ホワイト企業かブラック企業か」というような軸に実質的な意味はありません。例えば大企業でも、組織としてまた属する個人としても成長を求め続けられるような、良い会社もあります。

大事なのは、自分の考えを持ち選択することだと思います。